2002年1月6日(日) 「2002年の展望〜映画編〜」
2002年が始まって、まだ間もないわけですが、今回からしばらく”2002年の展望”と題して、
各テーマごとに今年はどのような展開が繰り広げられていくのかを私なりに予想していきたいと
思います。
一回目の今回は映画をテーマにお送りいたします。
昨年は「千と千尋の神隠し」の驚異的なヒットの影に隠れがちですが、例年にないヒット作の豊富な
1年でした。「千と千尋」(興収270億円超)の次にヒットしたのが「A.I.」(同97億)、
続いて「パール・ハーバー」(同70億)、「ジュラシック・パーク3」(同51億)と50億を超えた
作品が4作(これに「ハリーポッター」が100億超で入ってくるのは間違いない)、30億を超えた
作品は10作を超えます。洋画だけでなく、邦画も「千と千尋」以外にも「陰陽師」、
「冷静と情熱のあいだ」などがヒットしました。近年稀に見るハイレベルな1年だったと思います。
さて、昨年の復習をしたところで今年の映画はどうでしょうか?まずは2月9日公開の
「オーシャンズ11」。出演者が非常に豪華です。ジョージー・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、
ブラット・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシアという主役クラスの俳優が5人も共演して
いる映画などあったでしょうか?
また同じ日に「ホワイトアウト」と「シュリ」という日韓で大ヒットした映画のスタッフが集結した
映画「ソウル」が公開されます。主演は長瀬智也。
そして3月にはスター・ウォーズやドラゴン・クエストなどの冒険活劇の原点と言われている
「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」が公開されます。全3部作でこれが第1弾と
なります。主演は「ディープ・インパクト」のイライジャ・ウッド。
ゴールデン・ウィークには正月公開予定だったが、テロ事件の影響で編集の遅れた作品
「ギャング・オブ・ニューヨーク」が公開されます。レオナルド・ディカプリオ、キャメロン・
ディアス主演。
そして夏の本命、かつ2002年の本命と目されているのが「スター・ウォーズ エピソード2」です。
サブ・タイトルが「クローンの攻撃」に決まり、日本でもいよいよ予告編が流され出しました。今作は
前作から10年後の設定で、アナキンとアミダラ姫の恋が物語の中心になるそうです。
そして夏はもう1本、「MIB2」も公開されます。主演は前作と同じく、ウィル・スミスと
トミ・リー・ジョーンズ。前回死んだはずのジョーンズが何故復活しているのかはわかりませんが、
こちらも「スター・ウォーズ」と同じパート2で、今回もエイリアンとの戦いが中心になるはずです。
来年の今ごろ、つまり2003年の正月映画には「マイノリティ・レポート」が公開されます。
スピルバーグ監督で、トム・クルーズ主演の映画です。そういえば、スピルバーグの好みが変わって
きた気がします。スピルバーグの映画といえば、メジャーな俳優は使わない作品が多かったのですが、
「プライベート・ライアン」ではトム・ハンクス、「A.I.」ではオスメント君、そして
「マイノリティ・レポート」ではトム・クルーズ、さらに次回作ではディカプリオが主演らしい・・・
、とメジャー俳優を使うようになってきています。これは何故なんでしょうね。誰かわかる人がいたら
教えてください。
スピルバーグつながりでもう1つ。「E.T.」がリバイバル上映されます。確か4月だったと思いますが、
CG処理され、台詞も現代風に変わっている場面もあるそうです。
そして2003年の正月映画で忘れてはいけないのが、「ハリ・ポッター」第2弾。第1弾が公開され
ている段階で、1年後の映画の前売り券を売るなどという今までに例のない事態まで起きているので、
来年の正月もハリポタ旋風が吹き荒れる可能性は大きいです。
以上、簡単に今年の映画界の展望をまとめてみました。みなさんはどの作品がみたいですか?
私が楽しみにしているのは「ロード・オブ・ザ・リング」と「マイノリティ・レポート」です。
今年も去年と同様、もしくはそれ以上の盛り上がりを見せてくれることを期待しています。
それではまた。
See Ya!!
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