2002年10月1日(火) 「タイム・トラベル〜ノストラダムス〜」


今回は前回の"予言"通り、――未来――について書ていきたいと思います。

さて、前回は過去に行くならということで、歴史上の人物を見たり、大自然の原形を見たり、恐竜を 見たりしたいと書きました。考えてみると過去というのは文字通り”過ぎ去った”ものであり、 その存在を認識できます。
しかし未来となるとそうはいきません。誰も見たことがないし、把握できない。つまり認識できないと いうことです。
皆さんはノストラダムスという人物をご存知でしょうか?多くの予言を的中させている 予言していた予言者です。人類滅亡の予言は幸い外れましたが、 いくつか例を挙げましょう。フランス王アンリ2世の馬上試合中の死、30年戦争の勃発、ピューリタン 革命とクロムウェル、およそ10万人が死亡したといわれる16世紀ロンドンでのペストの流行、 同じくロンドンの大火、名誉革命、自分自身の死、そして自分の墓が開けられる日、ナポレオンの 出現とその死、ヒットラーの出現、アポロ11号の月面着陸、中東戦争、ゴルバチョフの就任、 クリントン大統領の不倫告白、インターネットの出現・・・、など各時代世界各地の出来事を 予言しています。これら数多い予言の中で最も有名な予言といえばこれでしょう。

1999年 7の月
天から到来する恐怖の大王がアンゴルモアの大王を蘇らせる
その前後 火星が幸運によって支配する


人類滅亡を予言したノストラダムス最後の予言と言われている予言です。
一見すると多くの人が「よくわからない」という印象をもたれるのではないでしょうか?事実、この詩に は多くの解釈があります。例えば"天から到来する恐怖の大王"は原爆や水爆のことだとか、巨大隕石の 衝突だといった解釈があります。これは表現が曖昧であるが故のことですが、ここである仮説を立てて みましょう。ノストラダムスは実はタイム・マシンを発明した科学者であって、未来でこれらの 出来事を見てきたと考えるのです。見てきたのなら、もっとはっきりした表現を用いればいいのですが、 ノストラダムスの時代には存在していなかったものを適切な言葉で表現することは出来ません。 言い換えるなら、適切な表現をしたかったが、できなかったというわけです。
だからその時代には存在しないものを曖昧な表現を用いて予言したんだと・・・。

やや強引な論法ですが、言いたかったことは、タイム・マシンは存在していたかもしれないという ことです。
次回は未来へタイム・トラベルしたいと思います。
See Ya!!

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