2001年9月17日(月)  「アメリカ同時テロ事件の背景」


さて、第2弾は今回の事件の背景についてです。

まず、今回のテロはすごく用意周到な計画だったみたいですね。 @民間機をハイジャックして、Aアメリカの政治と経済の中心地を狙った大量殺戮です。
@については、だいたい同じ時間に離陸する飛行機を狙っていたこと。その飛行機を操縦するために、 アメリカの航空学校に通っていたこと。そして一機につき、3〜5人の複数犯でハイジャックしていた こと、が挙げられます。

Aにつきましては、日本のような東京一極集中ではなく、アメリカは、「政治」は首都ワシントン、 「経済」は世界一の都市とも言われるニューヨークが、その活動の先端を担っています。その両方の 象徴である、ホワイトハウス(大統領官邸)とワールド・トレード・センターを狙っていたようです から、これは凄い計画的だと思いませんか?
ホワイトハウスの方はなぜか国防総省ペンタゴンに変更してしまいましたが、変更した先が ペンタゴンって言うのもすごいことだと思います。ワシントンに関していえば、ホワイトハウスの 他にも国家機密が眠っていそうな場所はたくさんあります。例えば、みなさんご存知のFBI本部。 その他の政府機関もほとんどがワシントンに集まっています。
N.Y.は第一弾でも伝えましたように、110階建ての高層ビルで屋上には展望室があり、一般人も 入ることができます。平日には五万人の人が働いているとも言われ、1つの街が築けられるくらいの 人数が集まっていて、トレード・センター周辺には経済の中心的な機能を担う建物も多くあり、 N.Y.証券取引場も近くにあったため、ビル崩壊の影響で、取引が停止されてしまいました。

その影響が世界各地の株価下落につながり、日本では一万円を割ってしまいました。また、北米産の 食料品の輸入などにも影響が出ているようです。今後、日を追うごとに次第に影響も大きくなっていく のでしょうが、早く回復することを祈りたいと思います。

前へ次へ

コラムトップへ