2002年2月7日(木) 「日韓」
みなさん、今年は日韓共催のW杯イヤーということもあってか、日韓共同のものが増えてきました。
まずは今週の月曜日、火曜日に放送された史上初の日韓共同製作ドラマ「フレンズ」が放送され
ました。そして今週末からは舞台がTVからスクリーンに移ります。日韓共同制作の映画「ソウル」が
公開されます。織田裕二主演の大ヒット作「ホワイトアウト」のスタッフと、韓国で公開当時、
興行収入新記録を打ち立て、日本でもヒットした「シュリ」のスタッフが集まって作った映画です。
今までの両国の歴史を考えると、こんなことはありえなかったのではないでしょうか?日本と韓国の
歴史の中で大きな傷跡になっているのは日本による韓国併合です。その時の日本の韓国に対する
仕打ち(俗に言う植民地化)は歴史の授業で習ったかと思います。その結果、日本の撤退後韓国国内では
日本の文化が虐げられてきました。例えば1999年まで日本の映画が韓国の映画館で
公開されることは法律で禁止されていました。それを打ち破ったのが北野武監督作品
「HANABI」でした。
また、日本の音楽CDなども法律によって販売が禁止されていて、公に販売することは
できませんでした。(ひょっとしたら今もまだそうかもしれません・・・)しかし、2000年に
日本人ミュージシャンが数万人単位の大規模クラスでは史上初めて韓国国内でコンサートを
開催しました。それはCHAGE&ASKAです。このときチャゲアスの2人は日韓親善大使にも
任命されてました。日韓親善大使といえば、最近女優の藤原紀香が任命されました。
そして5月にはいよいよW杯が開幕します。組み分け抽選の結果を見る限りでは日韓どちらのチームも
決勝トーナメントに進むことができるかもしれません。でもその前に両国ともW杯での史上初の勝利を
勝ち取ることが大事です。どちらのチームも勝ち進んでいって、決勝で両国代表が戦うことになったり
すれば、一体どうなってしまうのでしょうか?まず、ありえないとは思いますが・・・。
そしてW杯後の日韓関係はどうなっていくのでしょうか?少し自分の夢を言わせてもらいますと、
年末にW杯優勝国と日韓共同チームの対戦を見てみたいです。これはあくまでも夢です。
また世界の動向から判断すると、日本と韓国の間に国境がなくなるのではないでしょうか?これは
実際の国境がなくなるという意味ではなく、ヨーロッパの多くの国々がそうなっているように、日本と
韓国間の移動ならパスポートはいらなくなり、またEUROのような共通通貨も流通するといった
意味です。実際に実現されるかと聞かれると現段階では可能性はかなり薄いと思いますが、
両国の間の経済格差が縮まり、過去の傷がいえる頃・・・まぁ、100年後には実現されているのでは
ないでしょうか。そんなわけないだろうと思う人もいるでしょうが、十数年前東西ドイツが統一され、
そして今年正式にヨーロッパ統一通貨EUROが流通し始めた昨今、国際情勢に何が起こるかは
わからないですよ。
そういった遠い未来予想図が現実になることを心のどこかで願いながら、日韓両国の関係を修復する
上で大きな1年になるであろう今年2002年の両国の交流に注目しながら過ごして見てはいかが
でしょうか?
それではまた。
See Ya!!
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