2002年3月12日(水)  「DRAGON BALL」


”おっす!オラ悟空!!”
今朝、目覚ましテレビを見ていると芸能コーナーで同年代の男性には少々驚きのニュースが流れ ました。週刊少年ジャンプの一時代、いや少年漫画の一時代、いやいや各種メディアで一時代を 築いた漫画、「DRAGON BALL」に関するニュースでした。
そのニュースとはアメリカハリウッドで映画化されるというニュースでした。しかもアニメとして ではなく、実写としてです。
「DRAGON BALL」といえば、コミックの売上は全42巻で1億2600万部を超え、 (1冊当たりに換算すると、1冊300万部、CDは100万枚売れればミリオンヒットと言われる ことから考えるとものすごい売上です)これは現在日本記録となっています。
さらにTVでも放映され、高視聴率を記録し、漫画の連載が終わった後もテレビ版として漫画では 描かれなかったテレビ用の特別ストーリーが展開されました。
劇場用の映画も17本が製作され、興収は360億円を超えています(こちらも1本辺り20億円を 超えます。日本映画は10億を超えればヒット作といわれます)。他にもカードダス、TVゲーム、 お菓子・・・と、ありとあらゆる媒体に進出しました。中には目薬なんてのもありましたね。

さて、今回アメリカで映画化されることが決まったわけですが、突然決まったわけではなく、 その背景にはきちんとしたシナリオがありました。アメリカにおける日本のアニメといえば、 ポケモンが先駆け的な存在だと思われている人も多いかもしれませんが、「DRAGON BALL」 はポケモンよりも先にテレビで放映されていました。英語版のコミックも出版されていて、もともと 人気が高かったわけで、アメリカ以外の国でもテレビで放映されています。私はアメリカとフランスで 現地語で放映されている「DRAGON BALL」を見たことがあります。アメリカで見たときは おなじみのキャラである”ブルマ”を”ブルーマ”、”クリリン”を”クリリーン”と発音して いました。発音だけ聞いていると男女逆転しているようにも思えます。ちなみにアメリカでは 「DORAGON BALL Z」の”Z”は”ゼット”ではなく、”ジー”と発音します。
またアメリカのCDショップに行って、ビデオコーナーに行けば、大抵の店にジャパニーズ・ アニメーションのコーナーがあり、そのコーナーには必ずといっていいほど 「DRAGON BALL」のビデオが売られています。

こういった裏での人気があって今回の映画化になったわけです。さて気になる映画のほうですが、 制作費は1億ドル以上で、監督候補としてはスピルバーグやルーカス、キャメロンといった超大物 クラスが挙がっています。興行成績次第ではシリーズ化もされるという話です。映画化の権利を 獲得した20世紀フォックスは「スター・ウォーズ」シリーズを製作している会社でもあり、それに 変わる看板映画として、「DRAGON BALL」シリーズに取り組んでいくそうです。

「DRAGON BALL」の一ファンとしては誰が孫悟空の役をやるのか?かめはめ波や元気玉と いった必殺技がCGを使ってどのように描かれるのか?そしてどのあたりの話を映画にするのか? 子供時代の天下一武道会なのか?人造人間なのか?魔人ブーなのか?私としてはフリーザ編を 見てみたいものです。ただし、金髪で髪を立てた役者が悟空をやってしまうと、もとからスーパー サイヤ人になってしまうわけですが・・・。
早ければ公開は2004年だそうです。
それまでいろいろと想像をしながら公開を待ちたいと思います。

それではまた。
See Ya!!

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