2002年6月23日(日) 「ベスト4決定!!」


韓国アジア初の4強進出!!

やってくれました!!共催国韓国がポルトガル、イタリアに続き、無敵艦隊スペインをも撃破!! 韓国は本当に強いです。キャプテン、ホン・ミョンボが言ってましたが、「今ならどこの国が相手で あろうと勝てる気がする。」、この言葉に真実味を感じられます。優勝候補と言われたヨーロッパの 強豪を相手に3連勝を飾ったのですから、優勝も現実味を帯びてきたと言ってもいいのでは ないでしょうか?
ソウル市内では200万人以上が街頭で試合を観戦したそうで、この数字はソウル市民の25%、 4人に1人という割合になるそうで、TVで見ても恐ろしいくらいにソウル市内が真っ赤に染まって いました。スタジアムの赤さも相変わらずで、"国中がW杯!!"という言葉がぴったりの様子です。 ここまで来たのですから、ぜひとも横浜に来てもらいたいものです。そうなると横浜も真っ赤に 染まるのでしょうか?願わくは真っ赤に染まったスタンドであの黄金像を高々と掲げる ホン・ミョンボの姿を見てみたいものです。

そしてドイツ。なんと言ってもカーンです!"世界一のゴール・キーパー"という称号に恥じない スーパー・セーブを連発し、ここまでわずかに失点は1。その一点もボールには触れていました。 キーパーがカーンでなければ、ドイツがここまで勝ち残ることはできなかったと思います。一部では "ゲルマン魂の権化"とも言われているようですが、まさしくその通り。大会前は予選リーグ敗退か? とも言われていたチームがここまで勝ち残れたのはこの"ゲルマン魂"があったからこそ。今までに 何点防いだことでしょう。もちろん、私の好きなバラックや現在得点王のクローゼらの活躍なくしては 勝ち進めなかったでしょうが、理屈じゃなく、カーンです。

そして事実上の決勝戦と言われたイングランドvsブラジルの試合は2対1でブラジルの勝利。5度目の 優勝まで残り2つとなりました。しかしスコア以上にブラジルの強さを見せつけられた試合でした。 私の予想ではイングランドの固い守備陣がブラジルの攻撃を防いで、カウンターでオーウェンが ゴールを決めるはずでした。オーウェンがゴールをするところまでは当たったのですが、ブラジルの 攻撃が予想以上にハイレベルで、イングランドの守備陣を切り裂いてしまいました。イングランドは 後半、逆転された後で攻めなければいけない状況でゲームを支配することができませんでした。 ベッカムは中盤の選手ではありますが、ゲームを組み立てる選手ではありません。もうひとり中盤を、 そして試合を組み立てられる選手がいて、初めて生きてくるべき選手だと思います。無論、彼のFKが 局面を一発で変える力を持っていることは事実ですが・・・。ゲームを組み立てられる選手がいれば、 より面白い試合になったでしょうが、いまさら"〜たら、〜れば"を言っても仕方ありませんね。 2006年ドイツ大会でベッカムを使えるゲーム・メーカーがイングランドに現れることを願いたいと 思います。
そして勝ったブラジルですが、ロナウジーニョの個人技が光ました。退場になってしまったのは 残念ですが、あれは明らかに足の裏を見せていたので、レッド・カードもいたし方ないかと思います。 そして準決勝にはこのロナウジーニョが出場できなくなりましたが、リバウドとロナウド、それぞれが 一人でもゴールを決められる選手であり、いざとなればドリブル突破から点を決められるだろうと 思っていましたが、ロナウドが負傷しており、準決勝に出場できないかも?という情報が耳に入り ました。こうなると対戦相手であるトルコはリバウド一人を押さえればいいということになり、 ひょっとするとブラジルが負ける可能性も出てきました。というのもセネガル戦は日本戦とはまったく 違った試合運びで完全に試合を支配していたからです。この試合内容でロナウドとロナウジーニョが 出場できないとなれば、トルコにも可能性が出てきます。

これでベスト4が出揃ったことになります。今までのW杯でアジアがベスト4に残ったのは初めてです。 それどころか南米、ヨーロッパ以外の地域がベスト4に残ったのは第一回大会以来2度目という 快挙です。
21世紀のサッカーはもう始まっているんだと痛切に感じさせられている今日この頃です。
その源が日本ではなく、韓国だというのが少し寂しくもある今日この頃です。

See Ya!!
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