2004年2月8日(日)
「愛という名のもとに」
1月29日から2月6日まで名古屋地区では昼間にドラマ「愛という名のもとに」が再放送されていました。おそらく、現在放送中の「白い巨塔」の主役、唐沢寿明と江口洋介が競演していたドラマということで、再放送が決まったのではないかと思われます。
当時、「東京ラブストーリー」で鈴木保奈美にはまった自分は当然のようにこのドラ
マも見ていました。大学時代、部活で一緒だった7人の仲間が社会に出て、それぞれの葛藤を描いているという内容、学生から社会という新しい世界に踏み込む恐怖感、日本における縦社会の弊害、自分の夢と恋人、25歳という結婚を考え始める年齢の悩み、など本当に様々なテーマを扱っていて、当時の自分にとって、大人って格好いいなぁといった"憧れ"の眼差しで見ていた気がします。
あれから13年が経ち、自分もドラマの登場人物と同じ世代になり、今見たらどんな感じなんだろうと思って、ビデオに撮っておきました。そして今週末、全12話をぶっ通しで見たら号泣!!でした。当時も泣いていた気がしますが、昨日、今日と当時以上に泣きました。
立場的にドラマの主人公とまったく同じ年齢(ドラマは大学卒業3年後の25歳)になり、心理的にも"憧れ"ではなく、"共感"という視点から見たためではないでしょうか。
ドラマの中では仲間の絆を中心に物語が進んでいきます。7人の仲間1人1人にスポットが当たっていて、中学生の時は社会に出た時にこういう仲間ができていたらいいなと思っていたことを思い出すと同時に、実際にはこういう仲間はできなかったなぁと考えていた。
仲間の誰かに何かあったときにすぐに皆で集まったりとか、仲間内でけんかしたりとか、たわいなことで朝まで語り明かしたりとか、そういった思い出は作れなかったな?・・・と思うと同時に、数人の顔が頭の中をよぎりました。この数人が自分にとっての仲間なのだろうか?と思いつつ、ドラマの中で繰り返し使われた台詞を心に刻みました。
「どれだけ歩いたら人として認めてもらえるのだろう
いくつの海を越えたら 白いハトは砂地で安らげるのだろう
友よ―その答えは風に吹かれている
―――答えは風に吹かれている―――」
ドラマの中の主題の1つに自分の夢と恋人のどちらを取るか?という選択があります。今の自分にも同じ問題が立ちはだかり、結論としてはドラマの主人公と同じ道を歩もうとしています。ドラマのエンディングは苦しいときはやはり仲間が支えてくれる、といった意味合いの終わり方でした。
自分も同じように苦しいときに支えてくれる仲間と一緒に、風に吹かれる答えを探して行きたいと思います。
See Ya!!
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