2004年3月3日(水)
「ZARD」



本日は自分の好きなアーティストについて書いてみたいと思います。
中学2年の時、今まで貯めていたお年玉をはたいて10万円以上するコンポを購入しました。それと同時に生まれて初めてCDを購入しました―――。
よく「生まれて初めて買ったCDは?」という質問をテレビでやっていますが、私の場合は「SUPER BEST2」と「HOLD ME」の2枚がその答えになります。92年にその時、最も好きだったアーティストのCDを購入したわけですが、それから10年以上たった今も、自分の中ではこの2組は当時と変わらずに最も好きなアーティストであり続けています。

その1組であるCHAGE&ASKAについては今までにも何度かこのコラムで取り上げてきているので、今回はもう1組の"most favorite"であるZARDについて書いてみたいと思います。
最初にZARDに出会ったのは「眠れない夜を抱いて」という曲でした。「ミュージック・ステーション」に出演した時に初めて聴いた曲だったのですが、その後もラジオで耳にすることが多く、ラジオから録音したテープを毎日聞いていた気がします。気が付けば次のシングル「In my arms tonight」もテープに録音していました。
そしてコンポの購入と共にアルバム「HOLD ME」を購入し、すごく良い曲ばかりでますます深みにはまっていきました。「負けないで」がミリオン・セールスを記録し、続く「揺れる想い」もミリオン・セールスとなり、その後は出す曲、出す曲がチャートを賑わせ、アルバムは出せばダブル・ミリオンというトップ・アーティストになりました。しかし、他のトップ・アーティストとは異なり、コンサートはおろかテレビ出演もしなくなり、謎の多いアーティストになってしまいました。

それでも10年以上も好きでいたのはやはり曲の良さでしょう。一時期はビジュアルの良さ(当時も、そして今でも自分の中では日本一の美人だと思っています・・・)と楽曲の良さを勘違いしているのかも?と思う時期もありましたが、今思えば、ビジュアルの良さと楽曲の良さが、自分の中で相対効果を生んでいたのだと思います。
"曲の良さ"といってもそこにはいくつかの要素が含まれています。例えば、歌詞。例えば、メロディー。例えば、声質。大きな要素としてはこの3つだと思いますが、この3つ全てがそろっているからこそ、10年以上も好きでいられるのだと思います。
歌詞が悪ければ、どんなにメロディーが良くても、飽きがくるでしょうし、メロディーについてもワンパターンだと持って5年でしょう。そして何より声質。自分にとっては最も重要な要素です。どんなに曲が良くても、その曲を生かすも殺すもボーカル次第です。その点でZARDの声質は自分の心の奥深くまで入り込んでいます。好きなアーティストは数組いますが、考えてみればその中でZARDは唯一の女性ボーカルです。

数多い女性ボーカルの中でなぜZARDの声質だけが、自分の中でピタリとくるのかを考えてみると、まずは適度な低さを持っている点があげられます。その上で透明感のある声質である点も外せないです。低いだけではまず最初から好きにならないですし、透明感だけだとすぐに飽きてしまう。その両方を兼ね備えた声だからこそ、ここまで好きになったのでしょう。
この2つの要素を兼ね備えた女性ボーカルなら他にもいるのですが、それでもなぜZARDなのか?と考えると高音部分(裏声になる直前、「負けないで」なら♪どんなに離れてても〜♪の"はなれてても"の"な"の部分、)が大きな要因だと思います。適当な言葉が見つかりませんが、高音でありながら、やや"しゃがれた"と言うか、"かすれた"と言うか、そういった声に魅かれたんだと思います。
と、少し論理的に述べてきましたが、自分の理論としては、「音楽は論理で楽しむものじゃなく、感覚で楽しむもの」というのがあります。(今までの解析は何だ?と思う人がいるかもしれませんが、そこは久しぶりに「固いこと言うなよ〜」ってことで・・・)
理屈ではなく、感覚的に好きなんです。まずはそれが第一で、その上で上述したような理屈が付いてくるんだと思います。音楽を聴く時って、何かを考えながら聴くのではなく、リラックスした状態で聴くことが多くないでしょうか?リラックスした状態で聴くからこそ、心に入ってくるものだと思うのです。

何はともあれ、昔も今も私はZARDが好きだということです。
そのZARDのコンサートが昨日ありましたので、次回のコラムはその内容を書いてみたいと思います。
乱文・乱筆お許しを・・・

See Ya!!

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