2004年5月2日(日)
「アメリカに持っていくもの〜留学費用〜」



昨日に引き続き、今回もアメリカに持っていくものをテーマに書いていきます。昨日はちょっと感傷的な内容になってしまいましたが、本日は客観的な視点で書いてみたいと思います。

今まで"留学"、"留学"と何度かこのコラムでも書いてきましたが、"留学"にかかる費用というのは、自分で思っていた以外のものもあり、予想していた以上に準備の段階で費用がかかりました。
まず、最初にかかったのは、TOEFL。TOEFLとはTest Of English as a Foreign Lanugageの略でアメリカの大学に留学するために必須の英語試験です。(各大学ごとに一定の点数が入学基準として、設けられており、その基準点に達していないと入学は難しくなります。そもそも日本から留学する場合、日本の大学のような入学試験はなく、TOEFLのスコアと最終学歴の成績と願書のみで入学の可否が判断されます。)この試験は名古屋では開催されておらず、受験代と受験会場の大阪までの交通費がかかりました。
続いてはVISA取得にかかった費用。こちらもTOEFLと同じく、名古屋では取得できず、大阪までの交通費と申請料などの雑費がかかりました。
そして保険。海外旅行保険の留学生向けのものがあり、2年でだいたい30万〜40万かかります。自分の場合、3年が目安のため、50万前後かかるのでは?と考えています。
また、渡米後にかかる税金や国民年金などを前もって納付すると考えると、それだけで50万近くかかります。他にも電子辞書やノートPC、そして航空券(これらは想定内ではありますが・・・)など、渡米前に100万円以上かかってしまいます。
渡米後は学費、生活費などがかかり、3年過ごすとなると、かなりの金額になります。それだけのお金をアメリカに持っていくことになります。

さて、そこでそれだけの大金をどのようにしてアメリカに持っていくのか?というのが、今回のテーマです。
考えられる手段はいくつかありますが、現実的なのが現地に到着して、現地で銀行口座を開設し、両親に預けておいたお金を振り込んでもらうケース。もしくは日本にある銀行の中でアメリカにも支店のある銀行口座を開設し、その口座にあらかじめ入金しておく。ただし、この場合日系の銀行ではなく、アメリカ系の銀行(例えばシティ・バンクなど)を選ぶことが重要。日系の銀行だと支店があったとしても1ヶ所にしかなく、アメリカ国内で旅行をする場合などは非常に不便だが、アメリカ系の銀行であれば、その心配は不要。
非現実的な考えとしては、全てトラベラーズ・チェックにして持っていくという考え方もなくはないが、あまりにも現実的ではない。

いずれにせよ、自分が持っている貯金がアメリカでの生活資金であり、最初の2年間は収入はほぼ"0"のため(留学生のアルバイトは原則禁止:学内で週20時間以内に限り、認められるらしい)、この資金が底をついたときが、自分のアメリカ生活の終点になってしまうので、留学資金はアメリカに持っていくものの中で物理的には最重要なものです。(心理的には昨日の感謝なども重要ではあるが・・・)

次回は文字通り、"持っていくもの"をテーマに書いていきます。

See Ya!!

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