ハリー・ポッターと秘密の部屋
採点:★★★★★★★☆☆☆
2002年12月1日(映画館)
主演:ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント
監督:クリス・コロンバス
原作:J・K・ローリング

「2年目が始まった」・・・というわけで見てきました。前作が日本歴代興行収入第2位の記録を持つハリー・ポッターの続編。

2年目のハリーも人間界での生活から始まる。前作同様厄介者扱いされるハリー。ある日部屋に屋敷妖精のドビーが訪れ、「ホグワーツに戻ってはいけない」と告げる。友達のロンやハーマイオニーから手紙が一通も届かないのも、ドビーの仕業だった。
ロンがハリーを迎えに来てくれたおかげで、人間界の家を出て、ウイズリー一家の家にお世話になることになった。ダイアゴン横丁で新学年のための準備をし、いざ出発しようとしたが、ハリーとロンは電車に乗ることができずに、空飛ぶ車で学校へ到着し、暴れ柳に襲われる。この場面のCG映像は魔法界のスポーツであるクイディッチのシーンと同等、それ以上のCG技術が使われているように思った。ようやくたどり着いた学校では、次々と事件が起こる。クイディッチのボールが何者かに細工され、ハリーを狙ったり、何人かの生徒が石化されたり・・・。そして秘密の部屋と呼ばれる部屋が開かれ、学校閉鎖の危機に追いこまれることになる。その秘密の部屋へのきっかけを嘆きのマートルという女幽霊が住むトイレで見つける。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は秘密の部屋の謎を解き明かそうと調べるが、ハグリットが逮捕されたり、ダンブルドア校長が解任されたり、そしてハーマイオニーまでもが石化されてしまう。しかし、トム・リドルの日記をきっかけに秘密の部屋の謎を突き止めたハリーとロンは秘密の部屋へと乗り込んでいく。

動物をグラスに変える呪文、蛇やクモを消す呪文、ものを静止させる呪文、空飛ぶ車、瞬間移動の粉、魔法の日記などなど様々な魔法の呪文や魔法のアイテムが今作にも登場する。そしてキャラクターも増える。屋敷妖精ドビー、新任教師ギルデロイ・ロックハート、ロンの妹で新入生のジニー、そしてハリーの宿敵ともいうべきドラコ・マルフォイの父親ルシウス・マルフォイ。それぞれ個性の強いキャラクターばかりで、ともすればバラバラになってしまいそうなキャラクターたちが絶妙な味わいを添えている。
前作は第1作ということもあり、いろいろと説明が多かったせいか、説明部分が多かったように思う。しかし、今作は続編ということで、細かな説明が省かれており(顕著な例がクイディッチ)、前作を見ていない人には理解しがたいかもしれない前作よりもハイレベルな"魔法"をかけてくれるでしょう。

一口コメント:
今回も多くの人が"魔法"にかかること間違いないでしょう。

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