2001年9月19日(水) 「感謝欲」
おはようございます。
今回でこのコラムも45回目を迎えました。1週間に5つと考えても、9週間書いてきたことに
なります。2ヶ月以上も書きつづけていることに、自分でも驚いています。正直言うと、
題材がなくて困っていたこともありました。(「夏」をテーマにした時なんかはまさにそう)
しかし、なんだかんだでこうして今日も書いているわけです。
いつもと違うなと思っている読者の方、なぜこんなことを書いているのかというと、明日から
幕張での最後の研修が始まります。そしてその後は昨日も書いたようにアメリカに行きます。そして
帰国後はOJT(オン・ジョブ・トレーニング)が始まり、今までのように毎日コラムを書くことは
できなくなると思い、今回でとりあえず定期的なコラム発行は最終回にしたいと思います。
でも本当の最終回ではなく、今後はホームページのほうで、書ける時に書いていこうと思ってます
ので、そちらでお楽しみください。
さて、今回のテーマは、今までにも何度か扱った「言葉-ありがとう編-」です。
世界各国で日本語でいうところの「ありがとう」はあります。「サンキュー(英語)」、
「メルシー(仏語)」、「ダンケ(独語)」、「グラッツェ(伊語)」、「謝謝(北京語)」、
「多謝(広東語)」・・・。どこの国に行っても、まず最初に覚えるのはこういった感謝の言葉か、
「ハロー」などの挨拶言葉ではないでしょうか?
なぜ、そうなのかと考えると、海外に行って言葉のわからない時に、多くの外国人は我々を
助けようとしてくれます。(中には犯罪の対象とする人もいますが・・・)最初はキリスト教的な
考え方で、みんなそうしてくれるのかと思いましたが、キリスト教ではない国に行っても、
同じような扱いをしてくれることを知り、考えてみれば日本でも助けようとしている姿を見かけます。
おそらく言葉がわかれば、より多くの人がそうするでしょう。そういった時に言うべき言葉が
感謝の言葉であり、それ故に上で述べたような感謝の言葉を覚えるのではないでしょうか?
また言われたほうも嬉しいものです。名古屋で道に迷っている外人がいて、道案内をしたことが
あります。その外人は日本語は話せませんでしたが、英語を話せたのでスムーズに目的地を
教えることができ、最後に「Thank you very much!!」と言われて、とても嬉しかった記憶があります。
そういった感謝の言葉を聞くと、困っている人がいたら、また助けてあげようと思い、
「感謝の言葉→行動→感謝の言葉→・・・」といった良い循環が生まれます。
さらにその国の言葉は知らないのに、今まで生きてきた中で、自然と「メルシー(仏語)」、
「ダンケ(独語)」、「グラッツェ(伊語)」、「謝謝(北京語)」などの単語は知っていたりします。
英単語は忘れていくのに、こういった「ありがとう」の単語はなかなか忘れにくいものです。これは
本能的なものだと思うのですが、「物欲」、「性欲」などの言葉はよく使われていますが、これら
「〜欲」に「”感謝”欲」というのも付け加えて欲しいものです。
今まで応援してくれた読者のみなさま、永らくのご愛読、心より”感謝”いたします。
ありがとうございました。
See Ya!!
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