2001年11月24日(土)  「コンサートの良さ」


昨日、チャゲアスのコンサートに行ってきました。夏にミスチルのコンサート (No.26「野外コンサート」)に行って以来、 3ヶ月振りのコンサートでした。会場は名古屋国際会議場センチュリー・ホール。自分がコンサートに 行くようになってから初めてのホールでした。
アリーナとホールでは雰囲気が違うと言われますが、両方を経験したことがなく、いまいち実感が 沸きませんでしたが、今回のコンサートでその違いがよくわかりました。客席とステージが近い ことによって、アーティストとの物理的距離が近く、更にコンサート会場自体がアリーナに比べ、 小さいことによって、客席の一体感が強い。中でも「YAH YAH YAH」のイントロが流れた時の会場の 沸き方はアリーナ以上で、サビの部分で客席全部が拳を振り上げる瞬間は、会場全体が一帯となった 瞬間でした。
チャゲアスのコンサートは映画で始まり、映画で終わることで有名ですが、今回も例によって映画で 始まり、映画で終わりました。そしてこの映画では毎回特別ゲストが出演しています。その時々の 旬な芸能人が出演しています。今までの映画では工藤静香、岸谷五郎といった有名人が出演しました。 今回もある有名人が出演しており、その業界では人気No.1の女性です。それが誰かはいつかこの コラムで書きたいと思います。
ところで、コラムの最後に毎回書いている「See Ya!!」という台詞、一番最初に知ったのは チャゲアスのアルバムでした。他にもこのコラムのNo.20「巡り逢い」 で書いたことからもわかるように私の中に占めるチャゲアスの割合というのはかなり大きいです。 今の私の趣味である曲作りは間違いなくチャゲアスの影響を受けているし、英語を話せるように なりたいと思ったのも、海外旅行に行きたいという理由があった以前に(これもチャゲアスのプロモを 見てから)、ASKAが英語を話しているのを見て、自分も・・・といった単純な理由です。

それにしても今回の2人は異様にテンションが高かった。その理由をMCで話してくれました。2人は コンサート当日の朝までレコーディングをしていて、徹夜だったようです。更に徹夜開けにニュー・ アルバムが完成したこともあり、徹夜によるテンションとアルバム完成によるテンションの2つが 混ざり合って、昨日のテンションになったようです。
総合してみると、曲順の構成、ステージ構成、映画とコンサートのスムーズなつながり、 チャゲアス2人のテンションの高さなど、今回のコンサートは今まで行ったコンサートの中でも 1番か2番を争う内容のものでした。その中に自分がいて、多くの人とそういう貴重な時間を 共有できた事が嬉しくて、またみなさんも経験したことがあるかと思いますが、コンサートが終わった 後の何ともいえない高揚感で、帰宅後、久しぶりにギターを弾いて、少しだけミュージシャン気分を 味わい、寝る前はそのアーティストのCDを聴いて・・・、といった感じで本当に充実した 夜になりました。

コンサートというのはいいものですね。そのアーティストの曲を知らない人でも十分楽しむことが できるし、そのアーティストが、誰もが知っている名曲を持っていれば、その曲が流れた時には、 会場中が信じられないくらいの一体感を持つ。考えてみればそこにいる人達はお互いのことは知らない 他人ばかりで、ただそのアーティスト、あるいはそのアーティストの曲を楽しもうをいう気持ちで 集まっただけだというのに、何故こんなにも一体化できるんでしょうか?同じように腕を動かし、 同じように体全体でリズムを刻み、同じ歌を口ずさむ。こういった力を生み出すコンサートの良さを 味わえたことが単純に嬉しく、これからもそういった一体感を求めて、コンサートには行き続けたいと 思います。

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