2002年6月10日(月) 「歴史的勝利〜Priceless!!〜」
日本代表W杯史上初の勝ち点1に続き、歴史的初勝利!!
昨日の夜は日本中がサッカー・フィーバーだったのではないでしょうか?大阪道頓堀では100人
以上が川に飛び込んだり、東京六本木では夜通し日本人、外国人が入り混じって車道が歩行者天国に。
そして私の地元名古屋でも栄のセントラル・パークの噴水に何人もが飛び込みました。その熱は
日本だけでなく共催の韓国でも新聞の一面を飾り、日本と韓国が同じ喜びを分かち合いました。
そういった意味でも"歴史的勝利"だったといえるのではないでしょうか。
私はベルギー戦はスポーツ・バーで、そして昨日は名古屋グランパスエイトのホーム、トヨタ・
スタジアムで観戦しました。東京国立競技場の5万人には及びませんが、2万3千人が集結し、
入場制限も行われました。スタジアム内は立ち見だけではなく、階段にも人が座り、文字通り
"隙間のない青"で埋まりました。試合開始前から、ウェーブが発生し、応援歌も歌いました。
グランド内は立ち入り禁止なのですが、稲本が得点を決めた直後、グランド内に何百人もの人が
なだれ込みました。"グランド内には入らないでください"との場内アナウンスも無視し、多くの人が
喜びを爆発させていましたが、オーロラ・ビジョンが消され、場内は"帰れ!"コール。私も早く出ろ!
と願いました。消えてる間に点を入れられたら・・・と不安がよぎりました。グランド内から
人が消え、再びオーロラ・ビジョンに稲本の笑顔が映し出され、その不安はかき消されました。
残り20分くらいはロシアの猛攻を日本が防ぐという形になり、場内は何度も悲鳴と安堵のため息が
繰り返されました。特にキーパーも抜かれ、サイドネットにボールが突き刺さった瞬間は場内が
固まりました。そして後半45分直前、カウントダウンが始まり、ロスタイム突入と同時に再び
グランド内に多くの人がなだれ込み、また放送が中断されるのではないかと不安になりましたが、
試合終了のホイッスルが鳴り、場内が沸きました。だれかれ問わず抱き合って、歴史的瞬間を共有
しました。
フジテレビが放送した番組の視聴率は66.1%というサッカー中継史上第1位、スポーツ
中継としても史上第2位の高視聴率を記録しました。BSやスカパーで見ていた人も含めると
70%を超えるのではないでしょうか?さらに私と同じように各地のスタジアムなどの大画面で見たり、
スポーツ・バーで見たりした人も含めると一体どれだけ多くの人がこの歴史的瞬間を
共有したのでしょうか?1億3千万人のうち半分が見たとしても6500万人が見たことになります。
これは本当に歴史的勝利です!!
金曜日にはいよいよ決勝トーナメント進出をかけてのチュニジア戦。各種メディアでは決勝
トーナメントの戦い方などを特集しているが、まだ進出が決定したわけではない。それでも騒がずには
いられないし、まだ予選リーグで1勝しただけなのに、まるで優勝でもしたかのような盛り上がり!
これでこそW杯!!
某CMのコピーを借りるなら、
"このサッカー・フィーバー
Priceless!!"
See Ya!!
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