2002年11月7日(木) 「中国〜安い?〜」
前回に続いて、中国旅行で感じたことについて書いていきます。今回は物価についてです。
基本的には日本よりも安いです。例えば、北京のバスは市内なら1元均一(\15くらい)です。また
地下鉄の初乗料金も3元と安いです。食事も基本的には安く、マクドナルドのビックマック・セットは
400円くらいです。さらに大衆食堂ならラーメン一杯3元で食べられます。さらにCDアルバムが一枚
現地アーティストなら8元、海外アーティストなら13〜20元、そしてDVD(向こうではVCD"VideoCD"
の略、と呼ぶ)も同じような値段で、一枚20元からあります。(おそらく大半が海賊版ではあるので
しょうが・・・。
こうした物価の安さは中国人の平均収入が低いという現状があるからこそです。収入が少ないからこそ、
物価が安くなるのです。
しかし中には日本と変わらないものもあります。その一つがバー。カクテル一杯50元(\750)、さらに
チャージが100元(\1,500)と場所によっては日本の都市よりも高いかもしれません。物価が安いはずの
中国でなぜ、バーの料金は高くなるのでしょうか?
その一つの理由として考えられるのが、裕福な人たちが集まる場所と考えられます。中国では貧富の
差がはっきりとしていて、貧しい人々と裕福な人々の差が激しいと言われます。(世界的には日本ほど
貧富の差が少ない国のほうが珍しいと思いますが・・・)それゆえにバーの料金は日本と変わらない
値段なのではないでしょうか?実際、私の入ったバーには割ときっちりした服装の人ばかりで、日本と
変わらない雰囲気でした。
物価の話とは離れますが、中国のバーにはステージがあり、ライブをやる日もあるようで、私が行った
時も毎回何かしらのライブが行われていました。そこで歌われる曲はもちろん中国語の曲ばかりだと
思っていたら、ザ・イーグルスの「Hotel California」やブリトニア・スピアーズの「I'm not a girl,
not yet a woman」が歌われていたりと洋楽も歌われていたことです。さらに驚いたのが日本の曲が
現地語でカバーされていたことです。具体的にはCHAGE&ASKAの「男と女」という曲なんですが、最初の
イントロを聞いて、これってあの曲じゃないか?と思って実際にその通りで、サビの部分を店内にいる
人たちで合唱したのには鳥肌が立ちました。その一体感を楽しむために自分も日本語で歌いました。
言葉が通じない中で、日本と同じようにライブを楽しむのは難しく、日本と同額の出費を高いと考える
人もいれば、逆に言葉の分からない環境で、現地の人達の生活の一部を"生"で体験できると思えば、
例え日本と同等であっても、安いと考える人もいるでしょう。
私は当然後者ですが、みなさんは言葉の通じない環境で日本と同じ体験をするとしたら、それを安いと
思いますか?それとも高いと思いますか?
次回は食大国、中国について書きたいと思います。
See Ya!!
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