2002年11月13日(水) 「中国〜食大国〜」
今回は前回の予告通り食大国、中国について書いてみたいと思います。
日本でもすっかりおなじみとなっている中華料理ですが、中国には"四大料理"と呼ばれる分類が
あります。"広東料理"、"上海料理"、"四川料理"、"北京料理"の4つがそれです。日本で言う
"中華料理"の多くは広東料理で、飲茶、酢豚、八宝菜などがあります。
上海料理の代表格といえば、上海蟹に代表される魚介類だと言われ、小籠包も上海料理になります。
四川料理で有名なものといえば、麻婆豆腐ですかね。香辛料が多く使用されるため、辛い料理が多い
です。
そして今回訪問した北京ですが、"北京料理"といえば、誰もが思い浮かべるであろうものが
「北京ダック」ではないでしょうか?アヒルの表面にアメを塗ってあぶり焼きにする。そしてその皮を
春巻の皮のようなもので、薬味や味噌と一緒に巻いて食べるというものです。私が食べた店「団結湖
北京焼('火'辺に'考')鴨店」ではシェフが目の前で切り分けてくれました。北京ダックは皮が
おいしいと聞いていたので、とても楽しみにしていました。肉はおしかったのですが、正直皮は
それほどおいしいとは思いませんでした。北京でも北京以外の土地でも北京ダックを食べたことのある
人に話したところ、「北京の北京ダックはおかしい!」と言ってました。北京以外で食べた北京
ダックは皮がとてもおいしかったけど、北京で食べたのはそうじゃなかったと・・・。
日本の寿司でも同じことが言えるかと思います。例えば、アメリカのカリフォルニア・ロールなどが
良い例ではないでしょうか?日本の代表料理ともいえる寿司がアメリカの地で生まれ変わって、今では
日本に逆輸入されてもいますしね。
話がそれてしまいましたが、中国には以上に述べた"四大料理"と呼ばれる分類が存在しています。
無論それらがすべてではなく、これら四大料理以外にも中華料理はあります。ラーメン、餃子、春巻と
いった日本でも市民権を得ているようなものから、満漢全席(漢族・満州族のそれぞれ108種類の
料理を数日かけて食べる)に代表される宮廷料理など幅広い種類の料理が存在します。
さらに全世界に渡った華人(私が小学生時代の時は華僑だった)のおかげもあって、世界中で食べられて
います。
21世紀は"アジアの世紀"と言われ、12億を超える莫大な人口も含めて、その中心として
考えられている中国ですが、食文化に関しても今回紹介した四大中華料理を中心にして、"中華料理の
世紀"と呼ばれる時代になっていくかもしれない?
ふとそんなこと考えが頭をよぎったりもした旅でした。
次回はビジネス・クラスのフライトについて・・・です。
See Ya!!
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