2003年7月1日(火) 「t.A.T.u」


t.A.T.uに日本のメディアが振り回される形となった先週末ですが、「ミュージック・ステーション (以下Mステ)」ドタキャンの釈明会見を見ていて、おいおいって思わされました。コンサートの ドタキャンは今回のコラムには関係ありません。あくまでも「Mステ」のドタキャンについて 書いています。

多くのメディアで取り扱われた会見中の態度(携帯をいじったり、あくびをしたり・・・)は 自分としてはどうでもいいのですが(確かに反省しているようには見えないが、謝るつもりはないと 言っているのだから、当然といえば当然でしょう。謝るつもりでああいう態度をとっているのであれば、 私も怒りを覚えますが・・・)、発言内容に関して引っかかる部分がありました。
「私たちのための番組であれば、喜んで出演します」と言っていましたが、じゃぁ何故「Mステ」を 出演番組として選んだんだ?と聞きたくなりました。「Mステ」という番組の構成を知っていれば他の ミュージシャンと競演するのは事前にわかることであり、t.A.T.uだけで出演したいのであれば、同じ 金曜日放送の「Fan」などの番組(ただし収録が金曜日かどうかは知りませんが・・・)に出演すれば 良かったではないか?と思わずにはいられませんでした。
それくらいのことは事前に調べておくべきだと思うし、世界を舞台に活躍しようとするのであれば、 なおさらではないでしょうか?「郷に入りては郷に従え」という言葉がふと頭をよぎりました。
それとも自分たちが一時期のマライア・キャリーやセリーヌ・ディオンといったいわゆる"歌姫"たちと 同じ扱いを受けられるとでも思っていたのでしょうか?"歌姫"たちは複数枚のメガ・ヒットがあって こそ、あの地位を築いたのであって、デビュー・アルバム1枚だけのt.A.T.uがそこまでの地位は 築けないでしょう。日本でいうところの"一発屋"で終わってしまう可能性もあるわけですから。

現在の私の印象としましては、人気先行型であって、日本のファン層の大半が移り変わりの激しい 女子高生ということもあるので、来年とは言いませんが、再来年辺りに消えてしまうのでは?という 感じです。個人的な好き嫌いという観点からいえば、好きでも嫌いでもないです。(めっちゃ良い 曲!!だとは思わないけれど、なんでこんな曲が売れているの?とも思わない)
プロデューサーがコンサートをするために近いうちに再来日すると言っていたので、次回はどんな 騒ぎを起こしてくれるのか楽しみにしたいと思います。

See Ya!!

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