2003年9月16日(火)
「2003年秋映画」



"夏本番"の初秋が続く今日この頃ですが、夏の映画興行戦線は実写日本映画の興収新記録を樹立し、 観客動員1000万人を突破し、まだまだ記録を伸ばし続ける「踊る大捜査線」の圧勝でしたが、2位の 「マトリックス」も興収100億円を突破し、「ターミネータ―3」も70億強、更に決して前評判が高くは なかった伏兵「パイレーツ・オブ・カリビアン」も興収50億突破と例年にない盛り上がりを見せました。 興収100億を超える作品は年に1本あるかないかですし、50億のラインでさえ、年に多くて7本といった ところです。それが夏だけで4本も突破してしまいました。

さて今年の秋映画は良質そうな作品がそろっています。夏のような超大作は1作(もちろん 「マトリックス〜レボリューションズ〜」です)しかありませんが、大物といえる作品も2作あります。 「トゥームレイダー」と「陰陽師」の2つの続編です。予告編を見た限りでは、「陰陽師」は結構 面白そうでした。一方「トゥームレイダー」はいまいちでした。そういえば、「陰陽師」は映画館で パート1を見たけど、「トゥームレイダー」はビデオで見ましたね。
この2大作以外にも面白そうな作品がそろっています。中でも自分が注目している5作品を簡単に 説明していきたいと思います。

「28日後・・・」は感染すると身内すら殺してしまうという未知のウイルスの話。ウイルスの映画と いって思い出すのは「アウトブレイク」(ダスティン・ホフマン主演)ですが、それよりも面白そうな 雰囲気です。
「シモーヌ」はCGで作り出した女優がハリウッドのトップ女優になってしまい、その事実を隠しつづける 監督の苦悩を描いた作品。この作品は一昨日見ましたが、かなり良かったです。「トゥルーマン・ ショー」という映画を好きな人は間違いなく気に入ると思います。
「フォーンブース」は公衆電話が鳴り、それを取った男が犯人に脅迫され、その場から離れられなく なる。物語は電話ボックスのみで展開されるという今までにない設定で興味をそそられています。
「閉ざされた森」はジャングルで起きたレンジャー部隊失踪の謎を解き明かすというミステリー作品。 予告編を見た限りでは今回紹介している中では3番目に期待度の高い作品です。
「インファナル・アフェア」は「HERO」に続く中国映画で、2人の青年が同時期に警察とマフィアに 身分を隠して潜入し、10年後に警察がマフィアを検挙しようとするが、失敗に終わり双方に内通者の 存在が明らかになり、裏切り者を探す警察とマフィア。そして2人は対決することになるという作品。 期待度No2の作品です。
「SWAT」は逮捕された麻薬王が自分を助け出せば、1億ドルの報酬を与えると言ったことから始まる 特殊部隊SWATと犯罪者集団の戦いを描いた作品で、今回紹介している中では最も期待度の高い作品です。

これら6作品に「トゥームレイダー」と「陰陽師」、そして「マトリックス」を加えた9作品の内、 何作見れるかわかりませんが、できるだけたくさんの作品を見たいと思います。夏の大作映画に興じた 人もそうでない人も、秋の映画も捨てたもんじゃないと思いますよ。

See Ya!!

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