2003年12月29日(月)
「卒業10周年記念パーティー奮闘記 〜製作秘話〜」
今まで3回にわたり、このコラムで同窓会の話を取り上げてきましたが、今回は本番前日企画ということで、どのようにしてこの企画が作り上げられてきたかということについて書いてみたいと思います。
まずこの同窓会を開く上で絶対にやらなければいけないこととして、会場決定、出欠確認、当日行うイベントの決定、景品・備品・食事の決定と購入、以上の4つがありました。これら4つについては前回までのコラムに書いてありますので、そちらをお読みください。
これらを効率良く機能させるためにホームページを開設したりもしました。
これら必須項目以外に自分の色を出そうとしたものが、ビデオ編集と音楽編集。当日のイベントの1つとして企画したのが、当時のビデオ上映。10年前、我が中学校は何かの行事があるごとにビデオをまわしていました。学校祭、キャンプ、修学旅行、3年生を送る会などなど。これらのビデオを借りてきて編集したものをスクリーンで上映して、懐かしんでもらおうという趣旨の企画です。
いざ編集を始めるとまず画質が悪い。さすがに10年前に撮影されたものであり、カメラ自身の性能もあるのでしょうが、それ以上にテープの劣化がひどかったと思われます。画質が悪くて体育館の大きなスクリーンに映したときにどこまで見えるかわからないですが、この点に関してはどうしようもないので、ぶっつけ本番でどうにかしたいと思います。
完成したビデオは最終的に全部で6時間分の映像を35分程度に編集しました。編集作業の途中、知っている顔が映る度に、現在のその人の顔を頭に思い浮かべながら「この頃から10年が経つのか・・・どんな風になっているんだろう?」、そして当時は独身だった先生達も今では「子持ちの親になっていたりするんだなぁ」などと"10年という歳月の重さ"を感じました。
そして体育祭のビデオを編集している最中(我が中学ではクラス単位ではなく、3学年を6色に分けて、色別に順位を競い合う形式だった)、応援合戦の場面で各色毎に三・三・七拍子や応援歌、団旗揚げなどを繰り広げていた。そして赤組の応援になりました。すると一番前で大声を張り上げている自分が映っていました。そういえば、当時応援団長をしていたなぁと思い、非常に懐かしい気持ちで映像を見ていました。
また各色毎の応援歌は当時のヒット曲の替え歌が多く、それも10年前の懐かしさを盛り上げてくれる要素になった。これがきっかけで音楽編集を思いついたのだですが・・・。
その音楽編集は中学3年間(91年4月〜94年3月)のヒット曲を集めて、それを会場のバック・ミュージックとしてかけようという趣旨ではじめました。CDを編集していて思ったのが、B'zはこの頃から売れ始めてその後ずっと日本の音楽界の頂点に立っているんだなという光を放ち続けているアーティスト(他にミスチルが「CROSS ROAD」、福山雅治が「MELODY」や「IT'S ONLY LOVE」でブレイクしたのも中学3年間のできごと)と、WANDS、DEEN、T-BOLANといった当時は常にヒット・チャートを賑わせていたが現在はほとんど名前が聞かれない、もしくはすでに解散してしまったアーティスト、との光と影ともいうべき変遷の歴史、つまり"10年という歳月の重さ"です。
完成したCDを聴いてみると、アーティストとしては消えていってしまったかもしれませんが、楽曲そのものは消えることなく、名曲はいつまで経っても名曲だなと感じる作品が並ぶ仕上がりとなりました。
「YAH YAH YAH」(CHAGE&ASKA)、「あなただけ見つめてる」(大黒摩季)、「裸足の女神」(B'z)、「すれ違いの純情」(T-BOLAN)、「永遠をあずけてくれ」(DEEN)といった楽曲は自分にとっては個人的な思い出が詰まった曲でもあり、これらの曲を聴くだけで10年前の出来事が鮮明に思い出されます。
当日これらの音楽を聴きながら、自分の中の思い出に存在している旧友たちと、当時の思い出を語らい合えたら楽しいでしょうね。
何はともあれ、いよいよ明日開催です!
では、皆さん明日は10年前に戻って、一緒に楽しみましょう!!
See Ya!!
前へ
:
次へ

コラムトップへ