2004年5月15日(土)
「アメリカに持っていくもの〜経験値〜」
昨日、遂に最終出社日がやってきました。午前中はお世話になった上司、同僚、後輩、協力会社の方々、そしてお客様、これらの人々に退職の挨拶メールを出すだけで、終わってしまいました。午後は社内での挨拶廻りと、今現在のお客様へ最後の挨拶。そして今現在のプロジェクトメンバーによる送別会。
一つ一つの出来事が思い出深い出来事だったのかもしれないなと、1日経った今日思っています。
まず、前のプロジェクトでお世話になった上司からの電話。退職メールを出した直後にかかってきて、とても驚きました。そして送別会を開催してくれるという案内メールもすぐに出してくださり、更にその時のプロジェクトのお客様からも激励のメールがあり、前のプロジェクトにおける自分の存在価値、のようなものを感じた瞬間でもありました。
まったく連絡を取っていなかった同期入社の仲間からのメールもありました。自分が挨拶メールを出した人からのメールも嬉しかったのですが、自分が案内メールを出していない人からもメールがあり、それはものすごく嬉しかった。
協力会社の人と同じ会社のプロジェクトメンバーには夜、送別会を開いていただきました。昨日参加できなかった人には先週末、別途送別会を開いていただいており、"感謝"の気持ちで満たされました。
そして今のお客様。17時過ぎに最後に挨拶に伺いました。思い返せば、今年1月のプロジェクト立ち上げから4ヶ月と少しの期間、非常に苦しい時間を共有し、プロジェクトを抜ける身として、一歩引いた立場でプロジェクトを外から見て、ただがむしゃらに仕事をしていた自分がマネジメント能力を向上することができたのは、今のお客様のおかげだなぁとひしひしと感じました。
というのも、お客様の人員構成が、がむしゃらな自分を励ましてくれる人、がむしゃらを通り越して暴走しそうな自分を上手く方向転換させてくれる人、自分が見落としていたミスを的確に拾ってくれる人、そしてプロジェクト全体のムードメーカー的な人と、自分が持っていない部分を持っている人が揃っていたから。
これは協力会社の人や同じ会社のメンバーにも言えることで、いろいろな個性を持った人が集まって、それをまとめるべき役割に自分がいたのですが、よく考えてみればこれって自分が目指すべき映画監督に通じるものが非常に多かったように思います。
RPGで言うなら、非常に高い経験値を獲得し、かなりレベルアップしたのではないかと思えるプロジェクトでした。
次回はプロジェクトにおける反省を少し述べてみたいと思います。
See Ya!!
前へ
:
次へ

コラムトップへ