シュレック
採点:★★★★★☆☆☆☆☆
2002年1月13日(映画館)
主演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィー
監督:アンドリュー・アダムソン

2002年、最初の映画は2001年、全米興行収入第一位の「シュレック」。「A.I.」「パール・ハーバー」、「ジュラシック・パーク3」、「猿の惑星」などという並居る強豪を抑えての一位獲得という素晴らしい記録の作品。
ストーリーは単純明快でおとぎ話の世界の住人(ピノキオや七人の小人など)を嫌うファークアード卿の命令で、怪物シュレックの住む沼のまわりにおとぎ話の世界の住人が住み着くようになった。一人を好むシュレックはファークアード卿に他の住人をどけるように頼みに行くが、竜の住む城にいるフィオナ姫を助けだしたら、という条件を突きつけてくる。フィオナ姫を助け出したシュレックは帰り道フィオナ姫に恋してしまう。しかしフィオナ姫にはある重大な秘密が・・・、という感じで子供でも大人でも十分に楽しめる内容になっている。
CGアニメ自体はそれほど珍しくもない時代になってきたが、それでも今までのCGアニメとは明らかに質が違う。シュレックがプロレスをしたり、フィオナ姫が回し蹴り(CMでおなじみのやつ)したり、それ以外の街の風景はもう実写となんら変わりない。キャラクターたちがいなければ実写なのか、CGなのかさっぱりわからないだろう。
アメリカのアニメ映画には欠かせないミュージカルシーンもあるし、アメリカ人ならではのギャグも満載。特にロバ役のエディ・マーフィーのマシンガン・トークは素晴らしい。よくもまぁ、そこまで話せるねってくらいに話てる。脚本に書いてあるのか、アドリブなのかわからないが、エディのこのトークを聞くだけでも、十分に楽しめるのでないだろうか。
個人的にはこのロバと姫を守っていた竜とのトーク・シーンが一番面白かった。このトークをきっかけに、実はメスだった竜が自分の体の十分の一にも満たない体のロバに恋をしてしまい、それがラスト・シーンにも必要な要素になっているあたりは、脚本が良質なものであることを示しているように思う。
涙はないけど、大きな笑いと少しの感動をもたらしてくれる、そんな映画です。

一口コメント:
アメリカ人でばければ作れないギャグ満載の映画です。

戻る