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トランスフォーマー TRANSFORMERS |
スピルバーグ製作総指揮、マイケル・ベイ監督というだけでも期待度が高まるのだが、予告編を見た時点で、それは期待から確信に変わった。この夏の大本命はこの作品だと!!
地球に未知の生命体、いや金属生命体がやってくる。あるものはCDラジカセへ、あるものは車へ、あるものはヘリコプターへ、そしてあるものは戦闘機へと変形し、人類攻撃の時がやってくるのを待っていた。
サムは父親に連れられて、初めての車を買ってもらうことに・・・。その車に憧れのミカエラを乗せて走っている最中にその車に異変が・・・。
一方、地球のあらゆる箇所で侵略が始まり、アメリカ大統領専用機であるエア・フォース・ワンの中にすらそれは進入していた―――。
見終わった直後の感想、"何だ、これ!?"。
もちろん、良い意味での発言だが、今まで見てきたCG映像もすごいものが多かったのだが、この作品は次元が違う。例えるなら、初めて「ジュラシック・パーク」を見たときの衝撃に似ている・・・といえば、世の男性の大半は理解してくれるに違いない。
大スクリーンを所狭しと躍動する恐竜たちに、興奮を覚えたあの感覚だ!!
パトカー、コンボイ、ヘリコプター、戦闘機といった乗り物が、部品のひとつひとつが組み換わり変形するシーンはもうやばい!しかも、それらが止まった状態で変形するのではなく、パトカーやコンボイなら走りながら、そしてヘリコプターや戦闘機なら、飛んだ状態のまま変形するのだから、もう世の男性諸君は脳内破壊されてしまう。
しかもそれが何十体も登場するのだから、これはやばい!
こうした大型ロボットだけでなく、携帯電話やラジカセといった日常小物品までもが変形するのも面白い。
今までハリウッド映画で使用されてきたすべてのCG技術に費やした時間を足したのと同じくらいのCG技術がこの作品だけに使われているのではないだろうか?なんてことを真剣に考えてしまうくらい、本当に素晴らしいです!
CGについては、いくら述べたところで実際にその目で見てもらうのが一番だろうから、キャストについて、少し書きたい。
まずは主役のシャイア。「インディー・ジョーンズ4」にも出演が決定している彼。スピルバーグ曰く、トム・ハンクスのような存在感を持っているらしいが、どこからどう見てもラッセル・クロウにしか見えない。というか、ラッセル・クロウだろ!お前は・・・と、映画を見ながら何度心の中で思ったことか・・・。
そしてヒロイン役のミーガン。映画の冒頭に登場した頃は角度によっては綺麗だなくらいにしか思わなかったのが、物語が進むにつれて、どんどん綺麗になっていき、途中でメイクさんが変わったりでもしたのか?と思うくらいに変わった彼女。個人的には今後の注目株の1人として期待していきたいと思った。
そして軍人役を演じたジョシュ。自分の周りの女性からはいまいち不評だったこの作品に女性をひきつけられる唯一の存在と言っていいかもしれない。とりあえず、格好良い。例えるなら、ヒュー・ジャックマンとオーランド・ブルームの中間的な存在と言える。
この映画は「宇宙戦争」「インディペンデンス・デイ」などの今までの地球侵略映画とは大きく異なる。
それはまず、今までの作品は基本的に地球人vs地球外生命体(宇宙人)という図式しかなかったのだが、この作品に関しては、基本的には正義の地球外生命体vs悪の地球外生命体という設定の中に正義に協力する人間がいるという図式が成り立っているからだ。
だから、今までのような宇宙人vs戦闘機といった見慣れた図式ではなく、ロボットvsロボットという今までに見たことのない映像が繰り広げられる。しかも従来の地球侵略映画で描かれてきた戦闘機vs地球外生命体という図式を捨てずに、組み込んでいる点がうまい。この従来の図式の上に今までに見たことのない映像を載せているので、観客としてもその見たことのない映像世界に入り込みやすいのだ。
その映像世界に入り込んだためか、それとも映画を鑑賞した日がアメリカの独立記念日である7月4日ということもあってか、あるいはただ単純にアメリカ人の気質のせいか、映画館は大盛り上がり。それはまるで映画館ではなく、ライブコンサート会場にいるかのような盛り上がり。
先週の「Live Free or Die Hard/ダイ・ハード4.0」に続き、これぞハリウッド映画!!を楽しむことができた満足の2時間半でした。